ニュースリリース
2024年01月23日 掲載
2024年1月22日(月)、学生と西都市役所職員がチームを組んで、西都市(宮崎県)が抱える4つの課題 (DX・移住定住・観光・農業) について半年間かけて検討した解決策を、橋田和実西都市長はじめ西都市職員の皆さまに提言する報告会が行われ、学生、教職員並びに西都市関係者など約30名が参加しました。これは、宮崎県内の各地域に飛び込んで地域の人たちに寄り添いながら、学部の枠を超えたチームで課題解決法を実践的に学び、地域社会のリーダーとなる人材の養成を目指す「宮崎大学地域教育プログラム」の一環である地域デザイン概論Ⅱ(担当:中山隆 地域人材部門特別講師)の講義の一部として実施したものです。
まずは、中山特別講師が本講義や今回の提言の趣旨について説明した後、4つのグループに分かれて10分間のプレゼンテーションやディスカッションを行い、各グループに加わった西都市関係者の方々から意見をいただきました。観光グループからは、西都原古墳群での苗植えボランティアや、市職員の方に案内いただいて名所を回ったりした体験などを踏まえ、「観光を通してお金を稼ぐ」をテーマに発表。「(春や秋に多くの花見客で賑わう)西都原古墳群には多数の人が来ているにもかかわらず、西都市内の飲食店などに十分なお金が落ちていないのでは?」と仮説をたて、歩いて回る「歩く観光」プランをアプリで紹介することで、花見に来たお客さんが飲食店などにも経済効果を与えることができるのでは、と提言しました。
観光・DX・移住定住・農業の4グループのプレゼンテーション終了後、市長からは、学生の特色ある提言に関して謝辞が述べられるとともに、今後も宮崎大学と連携しながら西都市の更なる活性化に取り組んでいく旨のメッセージをいただきました。宮崎大学では、学部を問わず地域活性化に貢献できる人材の育成を目指しており、所定の科目を履修して単位を修得した学生には「地域活性化・学生マイスター」(初級:18単位以上、上級:24単位以上)を付与しています。これまで履修した学生には、プログラム終了後も継続して地域課題に主体的に取り組んでいる学生もいれば、プログラムでの体験等がきっかけで、宮崎県内に就職を決めた学生も多数存在します。今回、提言を行った学生2名は、卒業時に「地域活性化・学生マイスター上級」が付与される見込みとなっていて、宮崎大学では地域の更なる活性化に貢献できる人材の育成を推し進めてまいります。▼農学部長が橋田西都市長と(株)SEミート米増社長を表敬訪問 ~アフガニスタン人元留学生の就職支援に謝意~ (2024.1.22) https://www.miyazaki-u.ac.jp/agr/news/information/post-280.html▼宮崎大学・西都市・地域企業が連携した人道支援 ~ アフガニスタン人元留学生3名の就職先が決定 ~ (2023.3.28) https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/international-info/-3-2.html
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe Readerは Adobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。
PAGE TOP