ニュースリリース
2023年07月19日 掲載
2023年7月18日(火)、国立大学法人宮崎大学(鮫島浩学長、以下宮崎大学)と宮崎県立宮崎大宮高等学校(髙橋哲郎校長、以下宮崎大宮高校)は、宮崎大宮高校が主導して構築した「ひなたALネットワーク」を活用して、県内高校における更なる教育環境(共育環境)の進化を目指し、協定を締結しました。
宮崎大学では、宮崎大宮高校が進める文部科学省事業である「スーパーグローバルハイスクール事業(SGH事業、2015年度~2019年度)」や「ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業(WWL事業、2020年度~2022年度)」において、宮崎大宮高校が行う探究学習に毎年13人から20人のアドバイザー教員を配置するなど、全学的に探究学習の支援を行ってきました。これらの連携の成果の一つとして、2021年度全国高校生フォーラムでは、農学部霧村雅昭助教がアドバイザー教員を務めるグループが審査員長賞を受賞したほか、2022年度全国高校生フォーラムでは、農学部津山濯助教がアドバイザー教員を務めるグループが審査委員長特別賞を受賞しています。
△ 左:髙橋校長、右:鮫島学長
また、宮崎大宮高校では、2020年に「ひなたALネットワーク」を設立し、県内の加盟する18校のハブ校として、高校間の連携強化を図り、これまで宮崎大学などと連携して培ってきた高大連携モデルを、宮崎県内の高等学校に水平展開することを目指すとともに、新たなカリキュラムの研究開発を進めてきました。
今回の協定締結は、2022年度に事業期間満了を迎えたWWL事業に関する協定の後継としての位置づけとなります。髙橋哲郎校長からは、「予測困難な時代をたくましく生きていくには、探究学習が非常に重要となってくる」と述べられ、鮫島学長からは「SGHやWWLを通じたこれまでの8年間の実績を活かして、更に実のあるものを作っていきたい」と、今後の更なる連携強化に向けた意気込みが述べられました。
△ 概要説明を行う宮崎大宮高校の木塲教諭
宮崎大学では、宮崎県内の高校生に対して、データサイエンスなど、社会で必要な力を身に付けるための大学教育プログラムの提供を拡大することや総合的な探究の時間への支援も含め、高校教育の充実に資する大学教育資源の提供などを行いながら、高校と大学との効果的な連携体制を強化し、予測困難なグローバル社会をたくましく切り拓くことができる人材の育成に貢献していくこととしています。
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