お知らせ・広報
2022年1月24日掲載
地域資源創成学部
宮崎市出身。宮崎南高校卒業。 地域資源創成学部3年次に、国内最大級のビジネスプランコンテストである「宮崎・学生ビジネスプランコンテスト2021」に出場し、「スキル持てあましおじさん&おばさん」の活躍の場を創出することで、地域課題の解決を目指すビジネスプラン「OKUReach~いくつになっても、みんなが贈り手届け手~」を考案。初出場で最高賞となるグランプリ、雲海酒造株式会社賞、九州地域間連携推進機構株式会社賞の3つの賞を受賞した。 3年次から、丹生晃隆教授のゼミに所属し経営学などを重点的に学びながら、スポーツを通じた地域活性化への取り組みも進め、「OKUReach」(オクリーチ)の本格稼働に向けて準備を進めている。 名前の由来は珈琲で、愛称は「もかちん」。小さい頃から気が弱くて、恥ずかしがり屋。好きなアーティストはあいみょんと、櫻坂46、日向坂46やHKT48などの女性アイドル。一人で劇場や握手会に行っている。いろんな店で同じものを食べることにハマっていて、最近のターゲットはカルパッチョ。座右の銘は「自分の機嫌は自分でとる!」
小学生の頃は、ピアノや習字、生花など、私が興味のあることを母親が後押ししてくれたおかげで、沢山の習い事に通わせてもらいました。どれも中途半端に辞めちゃったんですけどね・・・中学時代は、宮崎大学附属中学校で合唱部に入りました。ピアノを習っていたこともあり音楽が好きだったので入部を決めたのですが、全国でも有名な強豪校だったので、とてもハードな毎日を送りました。 高校は宮崎南高校に進学し、書道部で「何紹基」という書体を書いていました。この経験は、今でもデザインをしたり、文字を書いたりするときに役立っていると思います。かなり真面目に学生生活を送っていたので、合唱コンクールの実行委員を任されて、人をまとめたりすることもしばしばありました。
写真:高校時代の書道部での活動の様子
「宮崎県内の大学に進学する」ことが大学進学の条件だったので、自然と宮崎大学を進路の一つに考えるようになりました。実は、中学3年の時の進路希望調査書には、「地域資源創成学部の企業マネジメントコースで学びたい」と書いているんです。その当時、この学部はまだ誕生していないのですが、一期生募集のパンフレットを見て「何をする学部なんだろう」とずっと興味を持っていました。そう思うと、今この学部で学んでいるのは感慨深いですね。
写真:宮崎大学木花キャンパスにて
ここに来てよかったととても思っています。特に、ゼミ活動が充実していて多くの学びを得ています。 ゼミでは、教科書を使った経営の勉強だけでなく、地域をフィールドに多くの実践活動を行っています。現在は、宮崎県初のプロサッカークラブであるテゲバジャーロ宮崎との共同プロジェクトを行っていて、プロジェクトリーダーを任されています。 そのプロジェクトの一環で、大学生サポーターを増やすための企画として、2021年11月に宮崎大学生を対象とした「応援バスツアー」を実施しましたが、ツアーは満員で、サッカーに興味のない学生たちにも参加してもらうことができました。 また、このツアーでは、ユニリーバスタジアム新富でのホームゲームの観戦だけでなく、事前のスポーツツーリズム講座やホームタウンとしての取り組みを学習する「新富町スタディツアー」も行い、スポーツチームと地域との関わりについても学びを深めました。当初は、ゼミのメンバーに対しても遠慮してしまっていたのですが、様々なプロジェクトを通じて苦楽を共にするうちに、本音でぶつかることができるようになり、お互いを高め合えています。
写真:テゲバジャーロ宮崎の選手と宮崎大学にて
■ 宮崎大学紹介映像:https://www.youtube.com/watch?v=qWN2VR5_9TM■ 地域資源創成学部CM:https://www.youtube.com/watch?v=TU4Y9LVSHFc
高校2年生のとき、実は会場でビジコンを一度見ているんです。すごくかっこいいと思いましたが、それと同時に「このステージにいる人たちは別の世界の人間だ・・・」という強い劣等感を感じました。「あ、わたしはそっち側にはなれないな」って。 その一方で、「この人たちのようになってみたい」という憧れを抱きつつも、挑戦できないまま大学生活を送っていて・・・。 エントリーすることにつながる一つ目の転機は、大学2年の夏に挑戦したインターンシップである「DIVE !ミヤザキ・プロジェクト」です。「人生に迷っている人はこのプロジェクトに行ってこい!」とSNSで拡散されていて、自分のことだとピンと来ました。エントリーした結果、宮崎市のひなたいちご園さんにお世話になることになりました。 約4ヶ月のインターン期間を通して、少しずつ対等に向き合ってもらえるようになり、かっこいい大人、別の世界にいると思っていた大人も、当たり前ですがひとりの人間なんだと気づきました。大人に提案したり意見を言ったりできるようになるにつれて、もしかしたら私も「そっち側の世界」に挑戦できるかもしれないと思いました。 二つ目の転機は、ちょうどその頃に受講していた「マーケティング論Ⅱ」がとても面白かったからです。考えることってこんなに面白いんだと知りました。さらに、最終レポートのフィードバックが予想していたよりいいもので、私もビジネスプランコンテストに挑戦できるかもしれないという自信につながりました。
写真:インターンを行なっていたひなたいちご園での写真
■ 宮崎・学生ビジネスプランコンテスト:https://www.miyazaki-u.ac.jp/busicon/■ DIVEミヤザキ・プロジェクト:https://www.dive-mp.com/
正直、全部大変でした。特に会計などはこれまでほとんどやってこなかったので、事業計画書を作る中でわからないことがあれば、その都度ググって乗り越えました。(笑) ここだけの話、エントリーしたプランと、決勝で発表したビジネスプランは、実はかなり内容が変わっていて。行き詰まったとき、ゼミの教員の丹生先生やマーケティング論担当の土屋有先生に話を聞いていただきました。そうやって、たくさんの人にアドバイスをいただきながら試行錯誤を繰り返し誕生したのが、今回グランプリを頂いたビジネスプラン「OKUReach」(オクリーチ)です。
写真:「OKUReach」イメージ素材として撮影
■「OKUReach」公式ホームページ:https://okureach.jimdosite.com/
例えば、語学力のある人や楽器の演奏が得意な人が、地域の企業や個人にマッチングし、その能力を有効活用するための事業プランになります。私の母は英語が堪能なのに、そのスキルをあまり生かしきれていません。こういう凄いスキルを隠し持った人たちをもっと発掘して、届けることができないかと思ったことがそもそもの始まりです。 また、このビシネスプランは、中学時代の恩師である鬼塚拓先生に教えて頂いた「贈の心」という考え方が基になっています。これは、中学2年生の時の学級目標で、「委員会活動をするとき、人に"贈る"という気持ちでやりなさい」という意味です。あれから私も少し大人になり、「仕事をするということは、社会に贈り物をするということだ」と考えるようになりました。
写真:中学時代、クラス合唱実行委員のときに作成した「合唱マネジメントプラン」。ここにも「贈」の文字が。
母は、驚いていましたがとても喜んでくれました。決勝に進出したことは特に母には話していなかったのですが、なぜか知っていて... 当日はYouTube配信で応援してくれていたらしいです。 また、「贈の心」を教えてくださった鬼塚先生も、後日新聞を見て連絡をくださいました。そしてなんと、私の母校である宮崎大学附属中学校で、この「OKUReach」を題材に事業分析の授業を行ってくださったそうです。先生方に教えて頂いたことが、私のビジネスプランを通じて、さらに次の世代に渡っていくことが感慨深く、不思議な気持ちでした。地域資源創成学部をはじめとする宮崎大学には、"やってみたい"、"頑張りたい"を後押ししてくれる環境が揃っていると思います。人前に出ることが苦手であった私でも、ビジネスプランコンテストに出場できるまでになったんですから、自分次第で、なんでも、どんなことにも挑戦できます。
写真:ビジネスプランコンテストでのプレゼンの様子
まずは、4月から事業を本格始動させたいと考えています。また、ひたむきに取り組む私自信の姿も発信していきたいです。なかなか一歩を踏み出せない人たちに「私にもできるかもしれない」と思ってもらいたいです。少しでも勇気を与えられたらいいな。
写真:コンテスト終了後の記念撮影
写真:ゼミの様子(串間市都井岬にて)
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